2021-04-13 第204回国会 参議院 財政金融委員会 第9号
これは、これまた個人的な経験で申し訳ないんですが、私がかつて英国に留学していたときに、英国がポンドを切り下げたのに輸出が増えないと、おかしいと言っていたんですが、それはJカーブ効果というだけでなく、むしろ、当時既に英国の産業は海外生産に転換していたので、海外生産分の所得が英国内の企業の所得で膨れて、それが設備投資とかあるいは賃金の引上げという形で内需を支えるという、ポンド安が外需を支えるのではなくてむしろ
これは、これまた個人的な経験で申し訳ないんですが、私がかつて英国に留学していたときに、英国がポンドを切り下げたのに輸出が増えないと、おかしいと言っていたんですが、それはJカーブ効果というだけでなく、むしろ、当時既に英国の産業は海外生産に転換していたので、海外生産分の所得が英国内の企業の所得で膨れて、それが設備投資とかあるいは賃金の引上げという形で内需を支えるという、ポンド安が外需を支えるのではなくてむしろ
Jカーブ効果とか昔習った記憶がありますけど、あれはどこ行っちゃったのかしらという感じで、そんなにこの国の空洞化は進んでいたのかなというようなところに改めて国全体で気付かされたようなところがあったんじゃないのかなというふうに思います。 確かに、QQEから仮に脱却を少しずつ始めるということになると、短期的に円高方向に振れてくるということはあると思いますね。
政府が最初言っていたような、アベノミクスによって円安が進めばJカーブ効果が出てくると言う。ほとんど出てきていないですよね。 そういう状況の中では、これまた円高に戻っていけば、結果的に、そうした膨れ上がっていた収益がしぼんで賃上げの原資もなくなっていく。
○国務大臣(甘利明君) Jカーブ効果というのが普通はありまして、タイムラグを置いて円安の効果が輸出に出てくるわけであります。しかし、その出方が遅かった。遅かった理由は、輸出先の景気が悪いとか、あるいは現地価格を下げずに利益を獲得する動きとか、いろいろな動きがあるということをお話しいたしました。 しかし、次第にJカーブ効果が少しずつ現れつつあると。
そして、今までは、貿易の輸出が、Jカーブ効果がなかなか出てきませんでした。ようやく輸出品目によって、価格を円安効果で下げて数量を伸ばすと。つまり、価格ベースで伸びてきましたけど、数量ベースで伸びていなかったと。それを、価格ベースと数量ベースで次第に伸びつつある傾向に直近ではなっております。
これは、私はいわゆるJカーブ効果というのが働きつつあるというふうに考えております。Jカーブ効果というのは大体効果が出るまでに二年ぐらい掛かるので、いよいよその効果が出てきているということだと思います。あと、円安が非常に段階的に起きていますので、そのJカーブ効果の発現というか、効果が出てくるのがまた時間的に掛かってしまうということがあります。
例えば、Jカーブ効果の話のときも、後で出てくると。大体、私は学者の方といろいろ話をしていましたら、過去の例をとると、一年から一年半で効果が出る、早い場合は半年で出るというふうに伺って、見ておりましたけれども、現在に至っても、もう二年近くたっていますが、そういう効果があらわれていない。 大臣はよく、三つの理由だと。
株高の、エネルギーもそうなんですが、まさに百十五円を臨むという為替の水準は、Jカーブ効果というものが残念ながらあらわれない今の現状の中では、むしろ見過ごせない弊害が拡大している状況ではないか、こう思いますが、大臣はどのように認識をお持ちでしょうか。
そうした下で、Jカーブ効果と言うかどうかは分かりませんが、遅れていた貿易収支の改善が起こってくるのではないかと思っております。
この輸出の数量効果については、いわゆるJカーブ効果というものによりまして上向きつつあるわけであります。九月の貿易統計が先日発表ありました。輸出数量は順調に伸びているわけでありまして、三か月移動平均で見ますと、二〇一三年の二月を底にいたしまして今一〇%ぐらい増えているわけであります。 時間の関係でまとめて質問しますが、総裁は円安のJカーブ効果についてどう認識されているのかというのが一点。
○甘利国務大臣 いわゆるJカーブ効果、これは、為替が円安に振れると、一時的に輸入物価が高くなって、一時的に貿易赤字になるけれども、やがて輸出先の価格を下げることによって市場拡大をして輸出量がふえていくという効果でありますけれども、これが当初想定したほどに出ていないというのは事実であります。 ただし、別な形で円安のプラスが日本に返ってきている点もあると思います。
甘利大臣、もはやJカーブ効果というのはない、こういうふうに見た方がいいのではないか。これは一ドル二百円になれば別ですよ、二百円というとてつもない数字になれば別ですけれども、百十円前後というかこの水準だと、いわゆるJカーブ効果というのは、残念ながらというか、ないような産業構造にもはやなってしまったのではないか、こう見るわけですが、いかがか。
で、輸出が伸びると思っていたのが、Jカーブ効果ほど出ていないじゃないかと。輸出が数量ベースで伸びていない理由は三つあるということを申し上げました。
期待をされていたJカーブ効果というのは出ていませんね。 それから二番目。これだけいわゆる量的緩和を行い、そして日銀が国債を買うことによりましてイールドカーブ全体を押し下げた、つまり、金利を下げたにもかかわらず、法人向け貸し出しは伸びていなくて、日銀の超過準備高がどんどん積み上がっている。
これまで円安については、いわゆるJカーブ効果によって貿易収支は徐々に良くなるとされています。しかし、近年の傾向を見ると、貿易赤字が定着したように見えます。これについても総理は、昨年四月二十五日の予算委員会で、貿易収支は一年後には間違いなく改善し、プラス四・六兆円、二年後には八兆円と答弁しています。あれから約一年半がたっています。逆に、今年上半期は過去最大、七兆六千億円の貿易赤字となりました。
ですから、Jカーブ効果はこれから出るという意見もあります。それは、必ず出ない、一〇〇%出ないと言い切れるわけじゃありませんが、私は余り出ないんじゃないかなと思っていますが、意見分かれていますが、分かれている理由はそういうところです。日本のやっぱり構造変化が起きているので付加価値の高いものは出ていると。
○国務大臣(甘利明君) Jカーブ効果は、円安になると、まず真っ先にダイレクトに輸入品が押し寄せてくると、金額ベースで増えてくると。そして、輸出に効果が現れるのはタイムラグを置くということから、次第に後で上がってきて、輸入増を輸出増が取り返すということでありますけれども、今のところその効果がずれ込んでいると思います。
それ以外にも、輸入量が増えましたけど、輸出がまだJカーブ効果ができていないとか、あるいは、国内輸出企業は価格を円安に従って現地価格を訂正していない、その結果、量が伸びない、まあ利益は拡大しているわけでありますが。
Jカーブ効果というのがありますから、最初は円安によって輸入の金額がどんと輸出よりもふえますよ、しかし、時間の経過に伴って円安の効果により輸出の数量が伸びて、そのことで貿易収支も改善をされていくということがよく言われているところでございます。 では、この輸出数量、これは今どうなっていると大臣はお考えですか。
大臣、そこで、どれぐらいの水準といったら、今の大臣の見解を聞いたら、ちょっとすれ違いになるかもしれませんけれども、数量が伸びてくるというのは、私はJカーブ効果を念頭に置いているんですけれども、あとどれぐらい待てばいいですか、数量が伸びてくるには。
いつかそういうことが起きかねませんので、それをぜひ、またこういう場でもお話しさせていただきたいと思いますけれども、やはりよく数字を、本当にJカーブ効果が上がってくるかどうか、いろいろなことも含めて、よくデータを見て確認していただきたいということをお願い申し上げたいと思います。
これは予算委員会でもいろいろ議論がありまして、甘利大臣も答弁されていましたけれども、一つは、価格が向こうで下がっていない、つまりJカーブ効果がきいていないということなんです。でも、一年たっていますから、そういう意味においては、Jカーブ効果は半年ぐらいで起きるというのが今まで定説でしたので、それが依然として起きていないということは、これはもう少し分析する必要があると思っています。
ここで、円安の貿易収支への影響というのが、茂木大臣もメンバーとしておられる場所で、約五分程度と聞いておりますけれども、内閣府から解説があり、Jカーブ効果のような話も頭に入れながら、先ほどの総理の答弁になった。
それに対してマクロモデルの人からは、Jカーブ効果というのがあってやがて輸出が増えるから大丈夫だという反論といいますか意見を聞くことがあるんですが、Jカーブじゃないんですね。よろしいでしょうか。円安が始まったときからダイレクトにすぐに輸出は増えています。別に輸出増加が遅れてきているわけではございません。ただ、輸出増加が輸入の増加に追い付かない。これは当たり前のことです。
Jカーブ効果ではありませんけれども、やはりこれは一年ないし二年ちょっと遅れて来るというのが通常の想定ですけれども、ここへの波及をより早く実感できる、エアではなく実感できる景気回復にしていくために現場にどう波及、取引先等に及ぼしていけるかということについての御意見があればお聞かせいただきたいというふうに思います。 以上です。
それから、輸出については、なかなか輸入輸出のJカーブ効果というのがあらわれてきておりませんけれども、少しずつ改善をしていくであろうということ等々を根拠に来年度の数字をはじいているところであります。
輸出はその分ドライブが掛かるということになって、順序として、やがて輸出が輸入の金額を超えていくというのがJカーブ効果であります。 これが適切に発揮されないのは、まず輸入は、これはいいことでありますけれども、日本の経済、内需が強力で、消費が伸びて輸入金額が伸びております。一方、輸出は、自動車等は伸びているんでありますけれども、輸出の柱の一つでありました電機業界が伸びておりません。